Fake Filler と FormCarbon の違い・使い分け
Fake Filler は、ページのすべての欄を架空のデータで埋める拡張機能で、フォームを試す開発者に広く使われています。FormCarbon は保存したプロフィールでフォームを埋める拡張機能で、開発者モードでは生成したテストデータも入れられます。先に、Fake Filler のほうが向いている場合から書きます。
FormCarbon は、このページを公開している Quillfold の製品です。
Fake Filler のほうが向いている場合
テストデータを無料で入れたい
Fake Filler は無料の Lite プランで、架空のデータを入れられます。FormCarbon のテストデータは開発者モードの機能で、Pro に含まれます。インストールから 14 日間は Pro の機能をすべて無料で使えますが、その後は開発者モードに Pro が必要です。
キー 1 つで全部埋めたい
Fake Filler の公開ソースでは、Ctrl+Shift+F でページのすべての欄を埋め、別のコマンドでフォーム 1 つや欄 1 つだけを埋められます。FormCarbon は先にプレビューを出し、[入力]を押したときに書き込みます。
Edge や Firefox でも使いたい・設定を同期したい
Fake Filler は Chrome・Edge・Firefox 向けに提供され、設定はインストールしたブラウザの間で同期します。FormCarbon は Chrome ウェブストアで公開していて、データはこの端末にだけ保存します。別の端末へはバックアップのファイルで移します。
実績を重視したい
Fake Filler は Chrome ウェブストアで 40 万人が使っています。FormCarbon は新しく、ストアでの公開は2026年10月からです。
FormCarbon が向いている場合
書き込む前に値を確かめたい
FormCarbon は欄ごとに入る値を一覧で出します。行ごとに変えたり空のままにしたりでき、[元に戻す]で入力前の状態に戻せます。Fake Filler の掲載情報と公式サイトには、プレビューや元に戻す機能は見当たりませんでした。
自分の情報の入力にも使いたい
同じ拡張機能で、保存したプロフィール(無料で 2 つ、入力の回数は無制限)からも、開発者モードで生成したテストデータからも入れられます。本番の申し込みのために別の道具を入れる必要がありません。
フォームの国に合ったテストデータが欲しい
開発者モードは、選んだ地域に合わせて氏名・住所・電話番号・会社名・生年月日を作ります。入力のしくみは、9 言語・53 本・1,010 箇所の見本のフォームで確かめています。分かれた郵便番号や電話番号の枠、ふりがなも含みます。見本は公開しているので、同じフォームで試せます。 詳しく:見本のフォーム
毎回同じデータで、または毎回別のアドレスで試したい
固定シードを使うと毎回同じデータが入ります。連番とメールのエイリアス(自分のアドレスに +タグ を付けたもの)を使うと、回ごとに別のアドレスになります。エイリアスを使わないときは、example.com のようなテスト用に予約されたドメインを使います。
入れてはいけない欄がある
FormCarbon は見えない欄(ボット除けのハニーポットを含む)には入れません。同意やメルマガのチェックを初めから入れることはなく、フォームの送信もしません。使い捨てのテスト用パスワードと、決済各社がテスト用に公開しているカード番号は、プレビューで選んだときだけ入れ、保存しません。
すべてのサイトへのアクセス権を渡したくない
FormCarbon が読むのは、ボタンかショートカットを押したタブだけです。Pro の「開いたら自動入力」は、そのサイト 1 つ分の許可を求めます。Fake Filler の公開ソース(3.4.0)は、すべてのサイトでスクリプトを読み込みます。ストアの版(4.1.0)の権限は確かめていません。
比較表
| Fake Filler | FormCarbon | |
|---|---|---|
| 料金の形 | 無料の Lite プランあり。Pro は月額か年額のサブスクリプション | 無料プランあり。Pro は月額・年額のサブスクリプションか買い切り |
| 無料でのテストデータの生成 | あり | なし。開発者モードは Pro(インストールから 14 日間は無料) |
| プロフィール | あり(URL ごとのカスタムフィールド) | 自分の情報のプロフィール。無料で 2 つ、Pro で無制限 |
| 入力前のプレビュー | 記載なし | あり |
| 元に戻す | 記載なし | あり |
| 見えない欄 | 入れない | 入れない(ハニーポットを含む) |
| 地域の指定・固定シード・メールのエイリアス | 記載なし | あり(Pro) |
| キーボードショートカット | あり(公開ソースで Ctrl+Shift+F) | あり |
| ブラウザ | Chrome・Edge・Firefox | Chrome |
| 設定の同期 | あり(ブラウザの間) | なし。この端末に保存し、ファイルでバックアップ |
| サイトへのアクセス | 公開ソース(3.4.0)ではすべてのサイト。ストアの版は未確認 | クリックしたタブ。「開いたら自動入力」(Pro)は 1 サイトずつ |
| 画面の言語 | 英語(ストアの掲載情報) | 日本語・英語を含む 9 言語 |
| Chrome ウェブストア | 40 万人。最終更新 2024年8月3日(4.1.0) | 新しい(2026年10月から) |
「記載なし」は、上記の日付時点でストアの掲載情報・公式サイト・公開ソースに見当たらなかったという意味です。「未確認」は調べていないという意味です。どちらも、場合によっては使えることがあります。Fake Filler を私たちの見本のフォームで検証したわけではありません。Fake Filler は各権利者の商標です。Quillfold とは関係のない製品です。
両方使う
2 つは並べて使えます。どちらもショートカットの既定が Ctrl+Shift+F なので、両方入れるときは chrome://extensions/shortcuts で片方のキーを変えてください。開発中のフォームをさっと埋めるのは Fake Filler に任せ、値を 1 つずつ確かめたいとき、自分の情報で入れたいとき、ほかの国のフォームを埋めたいときに FormCarbon を開く、という使い分けができます。